速達郵便は通常の郵便よりも早く届くサービスとして知られています。
特に土曜日の普通郵便の配達がなくなったことにより、速達と普通郵便との間で配達日数に明らかな差が出ています。
本記事では、速達郵便が何日で届くのか、さらに週末や祝日が配達にどのように影響するかについて詳細に説明します。
期日までに送りたい書類がある方には速達は有効か?また、就職活動をしている方々には、「履歴書を速達で送るのはマナー違反か?」などにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
速達サービスとその特徴:通常郵便との速度と料金の比較
速達は、急ぎの郵便物をより早く届けるためのサービスとして提供されています。
手紙、ハガキ、ゆうメールなど、さまざまな郵便物で利用可能です。
通常の郵便と比較すると、速達の大きな特徴は、配送速度の速さと、それに伴う料金の違いにあります。
速達郵便の発送手順
速達郵便を発送するためには、郵便物の向きに応じて特定の印付けが必要です。
1.縦向きの郵便物には右上部分に、横向きの場合には右側部分に赤い線を引きます。
2.速達料金に該当する切手を貼付し、通常の郵便ポストに投函するだけで、速達での発送が完了します。
速達郵便の追加料金はいくら?
速達郵便を利用する際の料金は、通常の郵便料金に特定の追加料金を加える形で設定されています。
具体的な追加料金は以下のようになっています。
- 250gまでの郵便物:基本料金に加えて260円追加
- 1kgまでの郵便物:基本料金に加えて350円追加
- 4kgまでの郵便物:基本料金に加えて600円追加
履歴書を速達で送る時の費用は?
履歴書を郵送する場合、A4履歴書とクリアファイルなら、一般的には「250gまで」のカテゴリに該当します。
2024年1月現在で、50gまでのA4サイズ封筒の基本郵便料金は120円です。
そのため、履歴書を速達で送るときの合計料金は380円となります。
これは120円の基本料金に260円の速達料金を加えたものです。
速達郵便の到着日数はどのくらいかかる?
速達郵便を利用する際、どのくらいで配達されるかを具体的な例で見てみましょう。
発送と到着が同一県内の場合の到着日数は?
例えば、東京都八王子市から東京都中央区へ送る場合
- 午前中に速達を発送した場合→通常は翌日の午前中に到着します。
- 午後に速達を発送した場合→翌日の午前中に到着するのが一般的です。
その他、地方ごとの速達郵便の到着日数は?
速達郵便の到着時刻は、発送地と到着地の地域によって異なります。
ここでは、いくつかの例を紹介します。
近隣地方への発送例
例:神奈川県横浜市から東京都中央区への発送の場合
・午前中に発送:翌日の午前中に到着
・午後に発送:翌日の午前中に到着
長距離地方への発送例
例:福岡県福岡市から東京都新宿区への発送の場合
・午前中に発送:翌日の午前中に到着
・午後に発送:翌日の夜に到着
遠隔地域からの発送例
例:北海道札幌市から東京都中央区への発送の場合
・午前中に発送:翌日の午前中に到着
・午後に発送:翌日の夕方に到着
例:沖縄県那覇市から東京都中央区への発送の場合
・午前中に発送:翌日の午前中に到着
・午後に発送:翌日の夜に到着
非常に遠距離の発送例
例:北海道札幌市から沖縄県那覇市への発送の場合
・午前中に発送:翌日の午後に到着
・午後に発送:翌々日の午前中に到着
※上記はあくまで目安です。
正確に調べるには次に紹介するオンライン検索サービスの利用をおすすめします。
郵便の到着日数を確認する方法
普通郵便と速達郵便の配達にかかる日数は、宛先の遠近によって異なります。
特に遠方への郵送を検討している際には、郵便局のオンライン検索サービスを利用して、配達予定日数を事前にチェックしましょう。
このサービスを使うと、郵便物を発送した午前または午後に応じて、いつ配達されるかを知ることができます。
日本郵便 お届け日数を調べる https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/index.html
平日、週末、祝日の速達郵便サービスに違いはあるの?
速達郵便のサービスは、平日だけでなく週末や祝日にも同じように提供されます。
つまり、土曜日や日曜日、祝日であっても速達郵便の配達が行われるので、郵送を考えている際には、平日や休日を特別に区別して考慮する必要はありません。
速達郵便はいつでも同様のサービスが提供されています。
2021年10月から、日本郵便は普通郵便の配送スケジュールに変更を実施しました。
この変更に伴い、土曜日の普通郵便の配達が中止され、配達は平日のみとなり、その結果、1日程度の配達日数の繰り下げが実施されています。
すでに日曜日と祝日には普通郵便の配達が行われていなかったため、平日配達のみという形になっています。
しかし、この変更は普通郵便に限定されているため、速達郵便のサービスには影響がなく、週末や祝日を挟む場合でも、速達郵便と普通郵便では配達日数に大きな差が出ることになります。
締切日ぎりぎり?!速達郵便はいつまでに出せば間に合う?
速達郵便で確実に届けるには2日前の発送が理想
速達郵便についてのいくつかのケースをご紹介しましたが、送り先が遠くても、目標の締切日の2日前に発送すれば、通常は期限内に到着することがほとんどです。
もし締切日の2日前を過ぎてしまった場合には、オンラインで到着日数を検索するか、郵便局の窓口に問い合わせてみてください。
日本郵便 お届け日数を調べる https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/index.html
履歴書を速達で出すのはマナー違反?
就職活動や転職の際、履歴書の郵送が間際になることはよくあります。
履歴書を速達で送ること自体は必ずしも不適切ではありません。
しかし、速達を利用すると、「応募締切直前に慌てて送った」という印象を採用担当者に与えかねません。
そのため、速達は緊急時の最後の選択肢として捉え、可能な限り通常郵便で十分な余裕を持って送付することをおすすめします。
速達郵便を使用する際の注意点
速達郵便を効果的に利用するためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが重要です。
2. 郵便ポストの最終回収時間を把握する
3. 宛先住所を正しく記載する
ひとつずつ解説します
1. 速達料金が正しく計算されているか確認する
速達郵便を利用する際には、通常の郵便料金に加えて速達料金が必要です。
郵便局の窓口では自動で料金が計算されますが、自分で切手を貼る場合は、料金不足がないよう注意しましょう。
料金が足りない場合、郵便物が差出人に返送されたり、受取人が不足分を支払う必要が出たりします。特に期限が重要な郵便物の場合、料金を正確に確認してください。
不安な場合は郵便局での手続きを利用することが安心です。
2. 郵便ポストの最終回収時間を把握する
郵便ポストにはその日の最終回収時間が明記されています。
各ポストによって回収時間が異なるため、投函前に確認することが重要です。
当日中に回収されない場合、翌日の投函となり、配達が遅れることもあります。
特に平日と休日では回収時間が違う場合があるため、注意が必要です。
最速で送りたい場合は、郵便局での直接手続きがおすすめです。
3. 宛先住所を正しく記載する
速達郵便を利用する場合、宛先の住所の正確性が非常に重要です。
誤った住所では配達が遅れたり、間違った場所に届けられたりするリスクがあります。
急いでいても、郵便番号から住所、建物名、部屋番号まで、間違いがないよう慎重に記載しましょう。
速達郵便の到着予定日数は?週末・祝日は配達されるのか まとめ
以上、速達郵便の配達時期や週末・祝日の扱いに関する情報をお伝えしました。
土日祝日でも平日と同じように配達をしてくれますが、配達日数はあくまでも目安です。
履歴書のような重要な書類を郵送する際には、締め切りを念頭に置いて余裕を持ったスケジュールで対応するように、くれぐれもご注意くださいね。